【2020年】海の公園・野島公園の潮干狩りがピンチ!全然とれなかった理由って?
横浜近郊で潮干狩りといえば、金沢区にある「海の公園」、海の公園に隣接する「野島公園」がよく知られています。
どちらも無料で潮干狩りが楽しめる人気スポットで、毎年GWには大混雑するイメージが広く知れ渡っています。
無料っていうのが嬉しいよね♪
が!!!
なんと2020年3月22日に潮干狩りに行ってみたところ、例年とうってかわって全く貝が見当たらない状況になっていました。
もうね、どこ探してもないのよ。涙
この記事では当日の状況と、ここまで貝が見当たらない理由を調べてみたことをまとめました。
もし2020年に海の公園・野島公園で潮干狩りを計画しているかたは参考になると思います。
- 【2020年3月】海の公園・野島公園の潮干狩り体験談
- 「海をつくる会」の調査では、去年からアサリ激減がわかっていた!
- なぜ海の公園・野島公園であさりがとれなくなってしまったのか?
- 2020年、海の公園・野島公園では潮干狩りができなさそう
【2020年3月】海の公園・野島公園の潮干狩り体験談
まずはどれだけあさりがとれなかったのか、ご説明します。
2020年3月22日、当日の天気は快晴。
風は強かったのですが、いいお天気で絶好の潮干狩り日和で期待していました。
混雑を見越して9時前に「海の公園」に到着。
駐車場はまだがら空きで余裕でした。
干潟にはポツポツとまばらな人で、やはりまだ時期が早いせいか混雑さはありません。
砂浜にテントをはり、いざ潮干狩り!!
水がまだ冷たく、あまり沖へは行けず浅瀬でじょりじょりしますが…いない。
どこを掘ってもいない!!!
場所が悪いのかと思い、隣接する「野島公園」にも行きましたがここもだめ。
言い遅れましたが、この日は3歳の双子と義両親とで来ていました。
義両親は毎年海の公園で潮干狩りをしていて、いつも制限ギリギリの2㎏ほどとれていたそうで、今日の貝のなさにびっくりしていました。
貝がないからといってすぐ帰るわけにもいかず、私は3歳の双子と一緒にヤドカリを集めて終わりました^^;笑
義両親と夫が3時間粘って、やっととれたのがこちら。
食べられる大きさの貝は10個ほどでした^^;
「貝が小さい」「沖にしかいない」とかそういう感じではなく、貝自体がどこにも見当たらないんですよね。
でも去年2019年はたくさんいたのに、今年はなんでこんなにいなくなってしまったの?
「海をつくる会」の調査では、去年からアサリ激減がわかっていた!
今回行く前に調べておけばよかったのですが、なんと去年の時点で「今年の潮干狩りは絶望的」だとわかっていたようです。
こちらをご覧ください。
「海をつくる会」のFacebookによると、「海の公園内」における20か所の調査で、ほん
のわずかなアサリと稚貝しか採取できなかったことがわかります。
しかもその原因は「アサリの盗掘」とのこと。
ルールを守って、みんなで楽しく潮干狩りをしたいのにね!
なぜ海の公園・野島公園であさりがとれなくなってしまったのか?
アサリがとれなくなってしまった原因について、上記で「アサリの盗掘」とありましたが、どんなルール違反をしてしまう人がいたのかみてみます。
一番よくみかけるルール違反は「禁止されている長い柄のカイマキ(アサリマキ、ジョレン)や忍者くまでを使って、大量のアサリをとってしまう」ことです。
こんなにね。
一般的にはひざ下くらいの水深で潮干狩りを楽しみますが、時々沖のほうで長い柄のカイマキ(アサリマキ、ジョレン)でアサリを大量にとっている人を見たことないでしょうか?
神奈川県では、以下の通りかいまき・じょれん類、忍者くまでの使用は禁止されています。
海の公園でのルールとしても、
幅15cmを越える貝摂り器具の使用を禁止
と明確に記載されています。
それでもルール違反をして、これらの道具で大量のアサリを採掘してしまう人がいるんですよね。
本来アサリが自然に保護されるエリアまで掘り起こしてしまうことで資源へり、こんなにアサリがとれなくなってしまう事態につながることになります。
他にもアサリが減っているのにはこんな原因が考えられます。
◆アサリを捕食するアカエイやツメタガイなどの食害
◆湾沿岸で埋め立てが進み、アサリの生息場である干潟が失われたことで東京湾全体でアサリが激減
生態系やその年の気温、人為的な被害によってあさりが減ってしまったんだね。涙
2020年、海の公園・野島公園では潮干狩りができなさそう
今回私たちが潮干狩りに行った時期が3月と早かったため、もう少しシーズンになったら増えるのかなと期待して調べてみたのですが…
上記の情報をみると、「海の公園・野島公園」では2020年の4月~5月の潮干狩りシーズンに満足できる量のアサリをとるのはできなさそうです。
別の場所を探さないとね。
来年以降、またアサリの量がもどって楽しく潮干狩りができるといいですね。